続々生きている日本史

ジャーナリスト高木健夫の脂に乗り切った筆致を週末に堪能。

出島にかかる考察(ポルトガル、東インド会社からイギリス勃興まで)と江戸幕府のバランス感覚の喪失感を軽妙に描写する。

大きなフレームを描きながら、次の瞬間日常しせんの人々の姿を捉える。僕にとってはとっても魅力的に映ります。

幕末のロシアの思惑の蠢きと江戸幕府の外交失政。遺留民の苦闘を切り取る筆致が、その後の開国の功労者としてのジョン万次郎(中浜万次郎)の姿を捉える。ペルリ(ペリー)の実像も興味深い。

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